昇仙峡の戦い

昨日紹介した橋本昭宇対坂田栄男の天王山昇仙峡の戦いの棋譜。

黒 坂田栄男  白 橋本昭宇









この碁に臨むとき、日本棋院は殺気立ってたらしいけど、
坂田さんは「大先輩に自分の碁がどこまで通じるか試す」っていう心境で、
案外個人的には穏やかな気持ちだったらしい。

その無欲さが手伝ってか3勝1敗でまさかの本因坊王手!
でもここで欲が顔を出したらしい。
「あと一局で決める」っていう気持ちになっちゃったし、
まわりも第5局の前夜祭がほとんど祝勝会ムードで坂田さんは舞い上がっちゃってたそう。

対して橋本さん。
こっちは開口一番「首を洗ってきました」。
カミソリ坂田に対する敗局宣言(と見せかけて負ける気なし)。
このときの橋本さんの心境は

「もうこうなったら本因坊も何も関係なく、ただ後悔のない碁を打つ」

っていうものだったらしい。

そうして始まった第5局。
黒の47手目なんて喉元深く切り込んでいった坂田さん。
この一局で決めるっていう闘志むきだしの手!

57手目は攻めの筋らしい。こういうところがカミソリ坂田たるゆえん。
白はその黒の筋にあえて乗って58の出!
双方気合に乗ってるけどどうやらこれは橋本ペース。
坂田さんは橋本さんの気合に乗せられてる状況のよう。

そして129手目に対する白130がこの対局のハイライト
坂田さん曰く
「まさか左上の黒石と右下の白石を刺し違えてくるとは思わなかった」
この一手で黒が動揺して流れは白へ。
最終白の10目半勝ち。

棋譜は一般的に敗着とされてる145手目まで載せたけど、
この手で146手目のとこに打てばまだ勝負だったらしいけど、
すでに一分の秒読みでとても読みきれるわけがない(坂田)
しかもすでに橋本ペースのこの対局。
もはや坂田さんに勝ち目はなかった。

思うに、東西の軋轢とか何も関係なくても
やっぱりまだこの時期まだ坂田さんは橋本さんに及ばなかったんじゃないかな?
このあと何年か後にタイトルを争ってるけど底でも坂田さんが負けて

まだ坂田は橋本には及ばない

なんてことも言われてる。
やっぱり2度目の本因坊を獲ってる橋本さんに一日の長があったように思うよ。


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