昔は苗字がない人多かったんだけど

古い棋譜を並べてると、

棋譜には名前だけが載ってて苗字がわからない

っていう文章をよく見るんだけど、昔は身分が上の人しか苗字は許されてなかったから
たぶん苗字はないんじゃないかな?っておもうことがたまにあるのね。

有名なところだと、「鹿塩利玄」ていう人がいて、算砂の残ってる対局は全部この人となんだけど、
「鹿塩」が苗字で「利玄」が名前っていうことになってるけど、
実は2人の人っていう説があるのだ!

林裕さんによると、昔の記録に「かしおりけん」て書いてある本があって、
このほかにも何人か名前が列記されてるんだけどみんな苗字がない人なんだって。
だからこの人だけ苗字があるのが不自然みたいに書いてあったかな?
それとも、「かしお」と「りけん」の間に区切りが入ってるんだったかな?
それでどうも「鹿塩」っていう人と「利玄」っていう人と2人いるのが、
くっつけられて「鹿塩利玄」になっちゃったんじゃないか?って。

囲碁は資料がずさんなことが多いっていうから、2人をくっつけちゃってる可能性は低くないんだって。
でもたぶん棋譜には「利玄」しか書いてないと思うんだよね。
それを誰かが無理やり苗字を探してくっつけちゃった可能性もある。

「雲碩」っていう人がいて、この人の苗字が棋譜に載ってなかったんだって、
それで別の本に苗字が載ってたらしくって、苗字がついてる本を見たことがあるんだけど、
実は別の人じゃないかもしれない。
苗字がある人のほうが少なかった時代だから、「雲碩」だけでいいかもしれない。

他にも「朴入」っていう経歴不明の人がいて、この人のことが書いてある本は
「朴入は苗字が不明」って必ず書いてあるんだけど、この人も苗字がない可能性は充分。

苗字がもともとない可能性が結構あるのに無理やり苗字をつけようとするから、
「鹿塩」っていう人と「利玄」っていう人がくっつけられた可能性はあるね。

苗字があるとしたらはっきりしたほうがいいけど
(「友碩」っていう人がいて
 「高橋友碩」って人と「菊川友碩」っていう別の人が同一人物ってされてたことがある)
苗字がないっていう可能性をいきなり捨てて苗字を探しちゃうと、
ややこしいことになっちゃうこともあるっていうこと。

歴史で習う人が苗字がみんなついてるし、苗字が当たり前の中で育っちゃうと忘れちゃいそうだけど、
囲碁に限らないで歴史を調べるときには必要なこと。
国民が全員苗字を名乗れるようになったのは明治時代に入ってから。

ただほんとに「鹿塩利玄」っていう可能性ももちろんあるから、なんか資料が発見されないかな。
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