呉・・・呉清源さんを・・・

中国史上最強を古力さんて言ったときに気がつかなかった・・・

そう!

呉清源さんがいた・・・

ああ、忘れるとは_│ ̄│○

そして林海峯さん・・・

2人とも日本にずっといて日本人と勘違いしてた。
そうだよね、趙治勲さんも韓国人なんだよね。

実際呉さん、林さん、古さんが打ったら誰が一番強いかなぁ。
呉さんも林さんも粘りが強いからね。
日中スーパーって林さん出てたのかなぁ?
どこを調べれば結果が出てくるかわからない・・・

でもコミなしで考えたら呉さんだよね。
コミありだとどうなんだろう?
呉さんが本因坊と無縁だったのはやっぱりコミが鍵なのかな?
3期までは出場してるんだけど、挑戦者(一期目は決勝手合い)にもなれてないんだよね。
「本因坊は木谷のものか、呉のものか」
っていわれてたのに、挑戦手合いにも出てないのはコミが原因?

コミがあったら誰が一番?
古さんはまだ若いから、実績を積み重ねて30代になっても今ぐらいの活躍が出来たら有望?
でも中国のトップは古さん一強みたいな状況だから、
同じくらいの年齢で呉さんが勝ちまくってたのと、
林さんが坂田さんを圧倒したのと比べてもいいんだよね。

でも林さんは、そのあとどどっと来た木谷門下相手にはそこまで勝ってないか・・・
衰えたって言ってる高川さんにもやられたし。

古さんもイ・チャンホさんと比べるとまだ安定感がないかも。
相変わらずイ・チャンホさんは決勝に進んでるしね。
あの時代に木谷さんと一緒に八段まで進むのは古さんでもきついかも・・・
今の3カ国の段の規定でも当時と比べると甘いし。
(呉さんが四段のときの強さでも今の規定なら九段になれるはず)
イ・チャンホさんくらいの勢いで安定して強くないとね。

やっぱり今は呉清源さんだね。
古さんはこれから。
世界戦であと4,5回優勝してからでも遅くはないよね。
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現代の更新

この企画始めた頃はまだイ・チャンホさんが一人で強いみたいな感じだったけど、
いまはちょっと様子が違ってきたね。

とはいっても世界戦の決勝にはいまだにチャンホさんが出まくってるけど。
ただ優勝はしてないね。

で、二つの巨大勢力で、現代がだいぶ底上げされた気がする。
そのふたつとは
イ・セドル 古力!!!

セドルさんが世界戦勝ちまくって、古力さんが去年世界戦5冠王だったっけ。
中国はきっと聶衛平さんが史上最強だったはず。
(呉清源さんは14歳までしか中国にいなかったし、その頃じゃ聶さんに勝てないと思う)
日中スーパーで「鉄のゴールキーパー」の異名をとったほど日本の一流が負けまくったんだよね。
応氏杯でも優勝してるしね☆

でも、ここ数年古力さんがずっとランキング1位で、
世界戦でもついに勝ったからそろそろ中国史上No.1かもね。
全盛期の聶さんと古さんが勝負したらどうなるんだろうね。

というわけで、イ・チャンホ、イ・セドル、古力
が現代の3強と見て間違いないはず!
ただ、古さんは韓国の2人にちょっと劣るかな?
でも、セドルさんはもう実績でもチャンホさんに並んで、追い越したかどうかってとこまで来てるよね。

でも、まだ秀和の域には達してないと思う。
天保四傑を、手を抜いて完全に子ども扱いだからなあ。
秀策も秀和が本気出してないのに黒もって負けてるし。
秀甫も白持ったら何にも出来ないで(ほんとに一瞬のチャンスもなく)負けてるし。
(秀和は幻庵との対局以降でいうと、秀甫と打ったときしか本気出してない)

でもセドルさんも天保四傑を子ども扱いは出来ると思う。
問題は秀甫にあそこまで完勝できるかだけど、コミの問題が・・・
コミのない碁はほとんど打ってないだろうからね。
秀甫がコミのある碁を打ったら・・・
ってことにもなるんだけど、

コミっていうもの自体が囲碁というゲームを根本から変えちゃう

っていうくらい大きい変化だからね。
でも、コミがあってもなくても秀甫と五分くらいな感じかな?
秀甫クラスとなると、秀栄、秀哉、呉清源さんがいるから、
この辺りに完全に勝てるかどうか。

今の井山裕太君より強いくらいの呉清源さんを向こう先でこなしたり、
野沢竹朝さん、瀬越憲作さんを二子でこなしてる秀哉。
ただ、セドルさんなら井山君をコミなしの白でこなしそう。
でも野沢さん、瀬越さんを二子はかなりきつそう。
2人とも現代でいえば張栩さんくらいだろうね。

改めて冷静に考えると秀哉ってすごいね!
子供の頃の呉さんに白持って勝った井上さん、実力は六段はあるっていわれた秀元
ここにも二子置かせて勝っちゃってるんだよね!
晩年に橋本宇太郎さんを半目勝負にまで追い込んだ雁金準一さんも向こう先でこなしたりさ。

っていう感じで考えると、張さん井山君を向こう先から先二でこなす感じが秀哉クラス。
いくらセドルさんでもやっぱりこの辺りが限界だろうから、秀甫クラスかな?

大体人間が強くなれる限界がこの辺なのかなぁ。
秀和、道的クラス以上はそうそう出てこないんだろうな。
元禄前後に4人も出たのはすごいけど、そのあとは150年くらい出てない。
その秀和から150年くらいたった頃となると、西暦で2020から2030年くらい。

ま・まさかコンピュ-ター!?

なんて冗談はおいといて・・・
今生まれたくらいの子から秀和クラスが登場するのかもしれないね^^







囲碁史上最強は誰だ!談義(おわりに2)

さて、道策。

道策と現代の棋士が対局したら?
っていう話題のとき、道策を研究してるプロは、
「中、終盤のセンスが比較にならない」
みたいなことを言ってる。

あ、道策のほうが遥に上ってことね☆

現代布石を使えば、序盤くらいは現代がリードできるかもしれないけど、
中盤以降で確実に追い抜かれる

らしい。

国際棋戦で日本勢は序盤はいいことが多いらしいけど、
中、終盤で逆転されることが多いんだってね。
王銘エンさんみたいに
「優勢だと思ってたのが見損じだった」
っていうわけじゃなくって、中韓の棋士もそういう見解らしい。

きっと道策と打ったらそんな感じになるんだろうな。
布石で優勢になったとしても、気がついたときには追いつかれ、
そしてずるずるとリードされていく・・・
リードされないように注意してたとしても、まったくお構いなしに軽く抜いていく・・・

そう、まるでカール・ルイスのように

なんちゃって

とはいうものの、そもそも道策相手に布石でリードできるのかどうかも怪しいらしい。
今月号の「碁ワールド」で
「道策は悪手を打たないから、どんな手を使っても必ず対応する」
っていう感じのことを酒井猛さんが言ってたし。

林元美も道策を賞賛してるから、道策研究科にとっては
道策最強!!
が当たり前のことなのかもね。

なのにどうして道知を最強候補最右翼にしたかっていうと、
本気で打ったらどれだけ強いか?
っていう未知なる実力にかけてみた!

っていうところかな?

可能性だけじゃん。
なんていわれそうだけど、そこで「10年遅れたり」だよ!

実際言ったかどうかはわからないけど、そんな言葉が記されるっていうことは、
道知がそれに近い言葉を言ったか、他の誰かが、20歳くらいで名人の実力あり!
って判断したかのどっちかだと思う。

史上最強って言われる道策と、その道策を相手にしても「黒を持てば百戦百勝」って言った道節。
この2人のあとなのに20歳くらいで名人の実力があるって判断した歴史。
20歳といえばまだまだ伸び盛り(当時は)。
37歳で亡くなってるけど、20歳のころから伸びてないっていうことはまずありえない。
ということは道策を超えてることは充分にありうる!!!

そんな感じで道知をNO.1にしてみました。

あくまで談義だし、軽い気持ちで読み流してね

囲碁史上最強は誰だ!談義(おしまいに)

囲碁史上最強っていうことで、道知ってことにしたけど、一番有力なのはやっぱり道策なんだよね。

何でかっていうと、やっぱり道策を研究してるプロは知る限りみんな道策を推してるから!
小林光一さんは秀策を結構推してるみたいだけど、今もう一回研究したらどうなるのかな?

あとは他にも道策が江戸時代おっきい存在だったっていうのに、
幻庵が「古来道策の碁、中略、相手のミスで勝った碁が多い」
っていう風に道策の名前を持ってきてるのがある。

でも、道知も「本気で打ったらどれだけ強いかわからない」
っていわれてるだけにやっぱり捨てがたい(-公-)

とりあえず道知は、安井仙角相手にも、白番で適当に打って2,3目負け。
って感じだから、本気で打ったら二子くらいは行くんじゃないかなぁ。
道策が知哲を二子に打ち込んでるし、春知も二子でこなしてる。
大平さんが言うには安井家で4番目っていう仙角をかるくあしらってるから、
やっぱり道知も道策並の実力はあったんだと思う。

で、ほんとに今より昔が強いってことがあるのか?っていうと。
木谷門下が猛威をふるってたころのお話。

最強説に名前が出てこない橋本宇太郎さんと島村俊廣さん
この2人が鍵

宇太郎さんが一線から落ちた(リーグ陥落、以降復帰できず)のはどう考えても年齢のせい。
なんていっても75歳だったからね!
体力的に一局打つだけでも結構大変だったらしい。
島村さんは脳出血でリーグ陥落。
昭和57年のこと。

だから明治ををいつまでもリーグから引きずり落とせなかった
って感じがする(・ω・)

本当に現代(昭和世代)が昔(明治世代)よりも強ければ、
小林、趙、武宮、加藤、石田、大竹、林、で残りを坂田、両藤沢で占めればいいけど、
そうはいってない!

宇太郎さんより強い(高川さん発)呉、坂田がいるんだから、
今が昔に勝ってるってことはいえないよね。

まとまらなくなっちゃったから続きはまた今度

囲碁史上最強は誰だ!談義(最終回)

道策までやってきて、普通だったらここで終わってるんだけど、
このブログではもう一人の史上最強候補を紹介。

それは

5世本因坊道知!!

知ってる人は少ないかな?
でもこの人はすごく強いんだよ。

林元美が、
玉田鋤っていう本に無名で載ってる自分の碁を、道知の碁と間違えられた、っていうことを、
「自讃に似たれども」
って書いてる。
自分の八段を認めないなら算知を六段に下げろ!
って言った人が、道知と間違えられたことを「自讃に似たれども」って言うんだから道知は強い!

それと、江戸時代は道策と道知は並立で考えられてたっぽいとこがあるんだよね。

あと、御城碁譜の碁士列伝で、
「囲碁史を通じて最強は道策、次が丈和といわれてるが、
 この2人の間に入る、もしくは道策を超えるかもしれない」
っていう風に紹介されてる。

坐隠談叢では、「亜聖の大国手」って紹介されてる。

この本に秀策は秀和より強いって書いてる部分があるんだけど、
改訂版だとその部分には「そうとは言い切れない」って注釈がついてるんだけど、
「亜聖の大国手」の部分には注釈がついてない!

ちなみに亜聖っていうのは、第1位を聖人ていって、その1位に続く人。つまり2番手のこと。

こういう風にかなりの実力があるっていうことは、いろんな資料を調べるとみつかる☆

それで道策とどっちが強いかっていうことなんだけど、
このブログではあえて道知ってことで!

何でかっていうと、
道知が碁所に就いたときに言ったっていわれる言葉
「10年遅れたり」
っていうのと、策雲因碩との御城碁で、道策と熊谷本碩との碁を使ったっていうこの2つ!

「10年遅れたり」のほうは、
道策と直接打って、どれくらい道策が強いかを知ってる道知が、
20歳をでたくらいで自分の実力は名人の域にあるって思ってたっていうことは、
道策が名人になってからと同じくらいの実力が20歳の自分にはある
っていう風に思ってたんじゃないかな?
っていうこと。

策雲因碩との御城碁で、道策と熊谷本碩との碁を使ったのほうはちょっと説明が要るね。

道知は本気で打った碁がほとんどないっていわれてる。
道知が20歳くらいのころから、御城碁は黒番が勝つようになってったんだけど、
この時代、対局前に勝敗を決めてたって言われてる。
それ以外の対局も道策秀和とおんなじで、本気で打ってない。

で、この因碩との碁も事前に「持碁にしてくれ」って頼まれて、
「それならこの碁を途中まで使うことを条件に持碁にしよう」
って道知が言って146手目まで道策と熊谷本碩との碁をそのまま使ったらしいんだけど、

「なんで道知はこんなことをしたのか?」

って言われてるんだけど、ここからは憶測。

「本気で打った碁がないから、将来自分は歴史的に評価されないかもしれない」
って思って、あえて謎を残したんじゃないかって考えてみると、
道策の白番の碁を、自分が白番で打って1目勝ちを持碁にすることで、
道策より自分のほうが1目強い

みたいな^^

「10年遅れたり」はそう語ったっていわれてるだけで、ほんとに言ったかわかんないし、
持碁も単なる憶測でしかないんだけど、
道策を意識させることで実は自分のほうが強いんだ!
って思わせてるかもしれないなぁ
ってことで

それで、一般的には道策最強説が一番有力なんだけど、
あえてこのブログでは、ほんとの実力が未知数な道知を最強として終わります。

囲碁史上最強は誰だ!談義(21)

いよいよ第2位!

それは
本因坊道策!

プロには呉清源、秀策、秀栄・・・
いろんな人を最強候補に挙げてるけど、こういう人を挙げてる人たちには説得力がない(・ω・)

何でかっていうと、道策以外を挙げる人の中には、
道策を研究したことがある人がいないから!

江戸後期以降の棋士を挙げる人たちって、江戸前期の棋譜をまともに並べたことがないんだよね。
「布石が未熟」ってことで並べないみたい。
それで‘知らないから‘他の棋士を挙げてる感じ。
道策を研究したことがある棋士はほぼ必ず道策最強説に行き着いてる。

梶原武雄さん、福井正明さんていったプロの中でも棋譜を研究しまくってる人が
道策を最強だ!っていってるのがなんとも興味深いものです

江戸時代の道策評は?っていうと、
爛柯堂棋話に「古今、名人というと道策のことを指す」っていう注意書きがあった。
丈和が名人だったのに、その丈和を押しのけて
名人といえば道策っていう時点で、道策が丈和よりも評判が高かった証拠になるはず

明治初めの評判だと、江戸時代の前聖が道策、後聖が丈和だったっていうけど、
(秀策はもともと後聖って呼ばれてなかった。)
その丈和よりも評判が高い⇒江戸時代最強!
じゃない!?

有名なお話で、丈和が弟子に
「師匠と道策が打ったら勝敗はどうなりますか?」
って聞かれたのがあるでしょ?
こんなところで聞かれる時点で道策の評価は!以下略。

ちなみにこの質問に対する丈和の答えは
「最初の10番は5勝5敗で打ち分けるだろうね。
 ただそのあとの10番はどうなるだろうなぁ」

ここが難しい(-公-)
「負ける」っていってないところが味噌。
ただ、自然に考えるなら
「後半の10番は丈和の先番を道策が破るかも知れない。
 でも、丈和にだってそう簡単に敗れるものか!っていう気持ちもあって
 ‘負ける‘って口にしたくなかった」
ってなるんじゃないかなぁ。

もう一人史上3番目にした桑原道節もおんなじ質問をされてて、
その答えが道節を3番目にした理由にもなってるから紹介。

道節は
「いくら道策師といえども、私が黒を持てば負けはしません。
 でも、碁盤を4つ合わせて38路で打ったとしたら私はどう打ったらいいか悩むけど、
 道策師はまったく惑わないでスラスラと打たれるでしょうね。
 だから2目ほど私が及ばないでしょう」
っていう返答。

これまた難しい(-公-)
2目っていうのは二子のことなのかコミで2目なのかどっちかな(?-?)
でも「黒を持てば負けない」っていってるからコミで2目って考えるのが普通かな?
でもこの時代にコミなんてあったのかな?

道節は「私は及ばない」って言ってるから道策のほうが強いっていってるんだよね。
ここで道節を3番目にした話になるけど、
「黒を持てば負けない」っていうところに注目して道節を3番目にしたのだ☆

丈和ですら「全勝できる」って言わなかったのに「黒を持てば全勝する」発言
道策と実際に打ってるだけになんとも説得力のある
しかも道策に黒で‘負けない‘って明言してるの道節だけ!
それで道節が3番目

というわけで、現代のプロ、明治のプロ、江戸時代のプロが認める最強者が道策っていうわけ。

じゃあその最強の道策よりも強いのは誰?
っていうのを次回。

囲碁史上最強は誰だ!談義(20)

ついにここまでやってきた!
これから出てくる3人は誰と打っても黒番は負けないっていう実力者たち。

「じゃあ、3人とも互先になっちゃううね(・ω・)」

そんな声も気にせずあえて順位をつける!

今回は三世井上因碩

「誰?」って思った人も多いんじゃないかな?
有名な道策の5弟子の一番の年長者の「桑原道節」のこと。
っていってもわかんない人がほとんどだと思う^^;
昔(明治まで)は「巨人因碩」なんていわれて結構有名だったんだよ。

彼はまれに見る遅咲きで、30代のときの実力だったら、
「三世因碩はなかなか強かったね」
っていう程度で終わってた。

しかーし!

40を超えて強くなり、50を越えて60近くになってついに全盛期を迎えるに当たって、
囲碁史上に燦然とその実力を残すことになるのであった。

どのくらい強いかっていうのをこれから解き明かしていこう!

まず道的との対戦成績。
道的が早死にしたにもあって道節がまだ全盛期を迎える前の対戦だけど
全局先番勝ち
どっちも相手の黒番をこなせてそうで結局黒が勝ってる。
なんか元丈と知得みたい^^

となると40を超えて明らかに強くなってる道節が長生きした分だけ強い
っていうことがいえそう。

そして道節の強さをはっき現してるのが
本因坊道知との10番碁!

ほとんどの対局が道知が数え17歳だったけど、
「七段に強し」って言われて、安井家でも4番手に位置する四世安井仙角に
先々先で手合い違いとも思える圧勝を果たした道知。
あとでまた書こうと思うけど、江戸時代の七段はこの仙角と春知くらいの強さが基準だと思う。
(ちなみにこのとき仙角は六段)
あとになると少し弱い七段が出てくるから、同じ江戸時代でも段の重みが少し違う。

とにかく、その道知を向こう先で試験碁を10番打って、6勝3敗1ジゴ
試験碁だからもちろん道節は本気で打ってない。
し・か・も、10番を打ち終わって道知を七段に進めた。

これは
「私は名人の実力を持ってる」
っていう無言の表現と思われるのだ!
しかも、このあと打ち継げば6局勝ち越しで道節は十段ていうことになりかねない。

道策(あ、先走っちゃった)の実力を知ってる者のなんという自信!

というわけで、道的より道節のほうが強いだろう
っていうことなのでした。



囲碁史上最強は誰だ!談義(19)

前回までをまとめると江戸後期以降は秀和が一番強いんじゃないかな?
ってことで、ここからが本番!

江戸前期にいた囲碁四天王ともいうべき4人のつわもの

この4人の中で一番格下と思われるのが小川道的

この時代の碁になると研究したことがあるプロ自体がいなくなってくるけど、
道的の評価は道策とほぼ同等っていうのが大体の意見。
秀和との比較っていうことになるけど、これもごく一部のプロの評価に頼らざるを得ないんだけど、
両方を研究したことがある人の意見だとどうやら道的のほうが強いらしい。

道的の紹介となると囲碁史上最高の神童っていうことで異議はないはず。
数え13歳で六段。
16歳で本因坊の跡目になって、天保四傑と同等の実力と見られる安井春知に白番勝ち!
今風に言うと中学3年生で、全棋戦制覇ぐらいの感じになると思うよ

あと有名なのが師匠の道策に黒を持たせて打ってること。
これは道的が19歳のことだけど、
「名人である道策が黒を持つ」
っていうだけで道的がどれだけ強かったかっていう証明になるはず。

ちなみに14歳のときに道策に先で打った有名な碁があるけど、
この碁を研究した人はそろって
「これだけの碁は現代じゃとても打てない」
っていう評価をしてる。
たった中一の子供が打った碁なのに、これだけの碁は打てないなんていうほど道的は強い

ただ惜しむらくはたった22歳でこの世を去ったこと。
これが道的を4人の中で一番格下にした理由。
ただ、このまま長生きしてたとしても残りの3人を超えられたかどうかは不明。

囲碁史上最強は誰だ!談義(18)

前回までは安井仙知、元丈、知得、丈和はおんなじくらいの実力だっていうこと

この面々と秀和との比較っていうことになるんだけど、
これが難しい(-公-)

けどやるっきゃない!

一般に秀和の評価って不当なほど低いんだよね。
それは何でかっていうと秀和の碁を研究してる人が少ないから!
師匠の丈和、弟子の秀策、秀甫、実子の秀栄っていう人たちは
結構昔から全集が出てたらしいんだけど、秀和の棋譜はあまり出回ってなかったらしい。
その上人気もなかったらしい


荒木直躬さんが秀和全集を作ろうとしたときも、
出版社が「まず人気がある秀策の全集を出してからにしてほしい」っていわれたそう。
それで秀策全集を作ってやっと秀和の全集に取り掛かれると思ったら、
秀和全集は売れないからとりあえず丈和全集を挟んでほしいって出版社から言われたとか。

この人気がなかったことは、
プロが秀和の碁をほとんど研究してなかったことに原因があるんだよね。

古碁を深く研究してるプロの福井正明さん、梶原武雄さん、杉内雅男さん、
ていう辺りの人たちはすごく秀和を評価してる(゚∀゚)
杉内さんは古碁に詳しくて「神様」のあだ名がある人だけど、
最初に並べた人たち以上に秀和を評価してる節がある(`・ω・´)
福井さんもどうやら秀和をかなり強い位置においてる感じ。

早い話秀和を研究した人は秀和を相当評価してる!

秀和を評価するかしてないかは、秀和の碁を知ってるか知らないかの差
そんな感じがするんだよね。

秀和を深く研究したプロたちが秀和を高く評価してる。
それが秀和が強いっていう根拠だな。

囲碁史上最強は誰だ!談義(17)

今回は7世安井仙知の検証をしたいと思ふ(`・ω・´)
(以下仙知は7世をさす)

仙知の強さを測る格好の材料が御城碁にあるね^^
元丈が29歳のときに打った仙知の白番の碁。

この碁は珍しく小目に打ってのスタート。
福井正明さんは「元丈が相手だから腰をすえて打ったんじゃないか?」
って書いてたけど、特に意味はないんじゃないかな?
ただこのときは小目に打ちたかっただけだと思う。

内容は白の仙知がいつもどおり大上段に振りかぶるのに比べて、
元丈は珍しく空中戦を挑まない堅実な打ち方(・ω・)
これを見ると腰をすえて打ったのはむしろ元丈じゃないかな?
なんて思えてくる

結果はというと半劫をついで黒1目勝ち!
元丈が知得と打った77局は並べたけど、このころの元丈はほとんど黒番必勝
その元丈の黒番を見事にこなした仙知の実力はこのときは元丈を上回ってたと見ていいと思うよ(≧▽≦)b

ただ江戸時代の人たちは20代よりもそのあと(40代以降)に全盛期が来る人がほとんどで、
元丈、知得もその例に漏れないから全盛期の実力は仙知とおんなじくらいだろうな。

歴代安井家での実力第一位は知得っていうのが一般の評価らしいけど、元丈と比較すると
仙知と知得は同じ実力っていう感じじゃないかなぁ。

ちなみに知得が20歳くらいの時に打った碁は先番を持碁にされてる。

ここでお知らせ

本因坊察元と5世林門入なんだけど、
残されてる記録を見る限り天保四傑を向こう定先くらいの実力があるのはわかるんだけど、
それ以上が比較できないから省略します。

たぶん幻庵くらいの実力だとは思うけど。



囲碁史上最強は誰だ!談義(16)

今日は秀和は一回離れて、丈和の位置づけについて。

丈和は秀策に取って代わられるまで、道策の前聖に対して後聖っていわれてたけど
ほんとに他の碁打ちよりも強かったのか?

ゆっきんの中では答えはノー。

一番比べやすい人だと8世安井仙知の知得だね。

当世極妙碁っていわれてる対局があるけど、あの碁は丈和の勝ちだけど
白の名局っていうことで大体意見は一致してる。

つまり、知得ほどの打ち手でも丈和の先番は勝つのは無理だった!

「じゃあ丈和のほうが強いってことでいいんじゃないの?」
って思ったそこの人!
知得は丈和に対して白しか持ったことがない!
丈和と知得の対局は全部丈和が黒番なのだ!


じゃあ知得が丈和に対して黒を持ったらどうなるか。
これは江戸時代に語り草になってた言葉があるらしい。(林裕さん曰く)

いくら丈和といえども、知得が黒を持ったらどうにもならなかったんじゃないか。

実にいいとこをついてると思うし、
丈和が外山算節と打った打ち掛けの碁について
知得が打てば黒を持っても白を持っても勝つだろう。
って言われてたことを考えると真実を言ってるように聞こえる。

つまり、丈和と知得は甲乙つけがたい!

となると自然と元丈とも甲乙つけがたいっていうことになるわけで、
丈和が他の碁打ちより強かったとはいえないっていうことになるのだ。

囲碁史上最強は誰だ!談義(15)

今日は気になってる人が多いんじゃないかな?

秀和が秀策より強いっていう証明!

実は簡単♪
秀策は21歳のとき秀和に黒番で負けてる。
これがすべて。

何でかっていうと、初めて秀和が幻庵との争碁を打ったのが20歳。
このとき幻庵の全身全霊を秀和は鉄の先番で完勝してる。

で、話は戻って秀策は30歳の秀和に負けてる。
この30歳っていうところに注目ね
何回かこのブログでも書いてるけど、
秀和は24歳のときに打った幻庵との対局以降本気の対局がない!

強いてあげれば前回の秀甫に黒を持った碁くらいしか本気で打っていそうもない。
秀和は幻庵の全力の白の名局を完全に封じ込めた。
秀策は本気で打ってすらいない秀和に黒で負けてる。

師弟対局だから仕方ないっていう見方もあるかもしれないけど、
そういう見方を排除するのが秀和が本気を出してない事実

最後に秀和が自分の子供の秀栄に話したっていう言葉。
「秀甫の芸は名人の域に入っている。
 もし秀策が生きていたとしても、秀甫に勝つのは難しいだろう」


この言葉を「秀策が若死にしたのを慰める言葉だ」って言ってる人がいるけど、
それなら弟子たちに言いそうなものなのに、自分の子供だけに話してる点で
秀和の34歳の秀甫との対局の率直な感想だって断言できそう。

付け足し程度に^^
秀甫に対する手合いを見ても、秀和は実に軽くこなしてるのに、
秀策はじっくり戦ってる。

プロフィール

ゆっきん

Author:ゆっきん
一応ここは囲碁ブログのつもり

ついに囲碁入門を書いてみました。
興味のある方はこちらへ(javaが必要です)⇒ゆっきんの簡単!囲碁入門

囲碁の勉強法と考え方書いてます

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